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星野監督不敗18戦、広島2軍を指揮

広島岡コーチ(左)と話しながら指揮をとる星野代表監督(撮影・山岸満)
広島岡コーチ(左)と話しながら指揮をとる星野代表監督(撮影・山岸満)

<ウエスタン・リーグ:阪神2-6広島>◇21日◇甲子園

 「不敗神話」は本物だ。野球日本代表を率いる星野監督とコーチ陣がウエスタン・リーグの阪神広島戦(甲子園)で2戦連続の指揮を執った。この日は三塁側の広島ベンチに入り、スクイズを成功させるなどチームを逆転勝利に導いた。これで就任以来、18戦負けなし(16勝2分け)となった。

 台湾の名シーンが甲子園でよみがえった。2点勝ち越し、なおも9回表1死二、三塁。星野監督の手が動いた。三塁コーチの山本守備走塁コーチが心の中でニヤリと笑った。スクイズのサイン。途中出場の上村が投手右横に転がし、二塁走者まで一気に生還。これで勝利を決定づけた。「いい練習をさせてもらった。アホみたいな守りをしとったし」と指揮官はさらりと振り返った。終盤に阪神の内野陣がミスを連発。そのスキを鮮やかについた。北京五輪行きを決めた昨年12月の台湾戦では、同点スクイズで試合の流れをひっくり返した。再現で半年のブランクを完全に取り戻した。

 試合前には広島ナインにゲキを飛ばした。「野球は脚本、筋書きがないというが、脚本はある。昨日のああいうプレー(拙守)をしたら負ける。今日は勝とう。阪神をコテンパンにやっつけよう」。闘将の言葉には、人の心を動かす何かがある。劣勢をはねのけての逆転勝ちで、「不敗神話」は終わらなかった。

[2008年5月22日10時41分 紙面から]

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