星野監督、キューバ戦中止でまた肩透かし

- 球場を渋い表情で後にする星野監督(撮影・寺尾博和)
【ハーレム8日(オランダ)=寺尾博和】星野ジャパン、困った! 北京五輪野球の星野仙一代表監督(61)にとって、国際親善大会「ハーレム・ベースボール・ウイーク」視察の目玉だったキューバ戦が、2日続きで雨天中止になった。
予定されていたキューバ-台湾戦が中止になると、星野監督はぶ然とした表情で球場から出てきた。「キューバの執念かな…」。自軍の情報が外部に洩れることを封鎖し、ライバル国の偵察を一切シャットアウトしてきたキューバ。悪天候のためとはいえ、苦り切った表情だった。
すでに発表されていたスタメンには、お目当ての走攻守そろったユリエスキ・グリエル内野手(26)らが顔をそろえた。三宅スコアラーも「手ごわい相手になる」と徹底分析するはずが肩透かし。同行したコーチ陣で田淵ヘッドは「腹が立ってきた」、山本守備走塁は「雨には勝てない」、大野投手は「この状況は想定していなかった」と首脳陣は渋い顔だった。
宿舎に帰った後のスタッフ会議では、キューバが五輪に向けて直前合宿をする韓国にスコアラー陣の派遣を検討。仕切り直しとなった星野監督は、改めて最大の難関キューバを丸裸にする覚悟を強くしていた。
[2008年7月9日11時34分 紙面から]
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