西岡、川崎も離脱…星野日本内野手いない

- 練習前、山本コーチ(中央)を中心に集まる野手陣
星野ジャパンが非常事態に陥った。北京五輪野球日本代表の強化合宿(川崎市・ジャイアンツ球場)3日目の4日、ソフトバンク川崎宗則内野手(27)が左足第2中骨骨膜炎で、ロッテ西岡剛内野手(24)は疲労性の首痛で練習を休んだ。ノドの痛みと微熱で緊急入院した横浜村田に続く連日の戦線離脱となった。野手不足のため、星野仙一監督(61)は5日の巨人2軍との練習試合を急きょ7回に変更した。さらにメンバー入れ替えの人選も視野に入れるなど、金メダルどりへ早くも試練を迎えた。
星野ジャパンがダブルパンチを食らった。合宿3日目。川崎と西岡の姿はなかった。チームをまとめる限られた期間に、いきなり戦線離脱が続出した。星野監督が「トレーナーがスーッと近づいてくると嫌な感じがする」と漏らせば、打線を組む田淵ヘッドコーチは「サード、ショート、セカンドがみんないないんだからな」と頭を抱え込んだ。
川崎は3日夜に左足甲に違和感を訴え、この日に都内の病院で検査を受け「左足第2中骨骨膜炎」と診断された。通常の歩行は可能だが練習参加は見送られた。西岡は疲労による首痛。5日以降は、当日の様子をみて判断されるが、症状次第ではメンバーから外れる可能性もあるだけに予断を許さない。
3日には三塁を守る村田がノドの痛みを訴え、緊急入院したばかり。星野監督は「ムネ(川崎)は張り切って五輪を目指してきたヤツだ。慎也(宮本)の言うことをチームに伝える役割をしてくれているし、いなくなるとちょっと…。ツヨシ(西岡)も日がたてば治ると思うが」と反応した。
代表で内野手として登録された7人のうち3人が欠ける異常事態。この日の投内連係は、二塁に荒木が固定され、宮本と中島が三塁、遊撃の両方に就いた。フリー打撃では、捕手の矢野がレフト、阿部が一塁のポジションで練習に臨むなど、星野監督が「なんでもありや」というほどだった。5日の巨人2軍との練習試合は、野手不足のため9回から7回制に急きょ変更された。
代表選手を決めるにあたっては故障者続きもあって、複数ポジションをこなせる人材に重点が置かれた。「想定が想定でなくなってきた。現実に…」。人選の段階で頭を悩ました星野監督だが、今度は本戦に挑むメンバーから中日井端、巨人小笠原、楽天岩隈らを候補にした入れ替えも本格検討せざるを得なくなる。北京への道が険しくなってきた。【寺尾博和】
[2008年8月5日8時51分 紙面から]
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