星野ジャパン大雨でナイター練習中止

- 北京入りした日本代表は、田中(右下)を先頭に移動する
北京入りした星野ジャパンが、いきなり苦難に見舞われた。星野仙一監督(61)率いる日本代表が10日午後、成田発の航空機で現地入り。予定されていたナイター練習は土砂降りの雨で中止となり、宿舎内にある体育館での軽い練習にとどまった。キューバとの予選リーグ初戦(13日)を直前に控え、調整遅れが懸念される。しかし同監督は「もうやることはない。あとは気持ちだけ」とあくまでも強気だった。
星野ジャパンにまたしても試練が降りかかった。この日、代表チームは成田発の日航機で現地入り。まさか歓迎の意味を込めたウエルカムシャワーでもあるまいに、北京市内は突然の大雨に見舞われた。
その数時間前、首都空港に降り立った星野監督は「ニイハオ!」と笑顔でタラップを下りてきたばかりだった。午後8時過ぎから五輪会場に隣接する球場でナイター練習をこなし、決戦に向けて士気を高めるはずだった。それが土砂降りの雨に水を差されてしまったのだからたまらない。
この事態に練習場所は、宿舎内にある体育館に急きょ変更。スペースが限られていることもあって非公開で行われた。全員が険しい表情のまま練習場に入り、ストレッチ、軽いキャッチボール、捕球練習など約1時間。星野監督は「結構広いし、みんなジワッと汗を出してた。本当はグラウンドでできればよかったんだけどね」と話した。
9日のセ・リーグ選抜との強化試合で2-11の大敗を喫しただけに、いきなりテンションを上げる覚悟だった。7月にキューバが参加したハーレム大会(オランダ)視察が雨続き、合宿中に行われる予定だった巨人2軍との練習試合も雨天中止になるなど、ことごとくシナリオは崩れた。そして北京でも雨…。
チームの仕上がりが懸念されるが、星野監督は「やっておくことはもうないよ。あとはどう気持ちを高めるかだ」と強気に言い放った。田淵ヘッドコーチも「もう時間がない。とにかく(昨年12月)アジア予選を戦った気持ちを思いだしてやるしかない」と悲壮感を漂わせる。
苦難続きの星野ジャパン。いよいよ北京に入った闘将は「敵をみるとグッとくるはずだ」と気を引き締めていた。【寺尾博和】
[2008年8月11日8時54分 紙面から]
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