キューバ主砲グリエル日本戦に照準

- キューバの主砲グリエル
北京五輪で星野ジャパン最大のライバルは、13日の予選リーグ初戦で対戦するキューバ代表だ。06年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場し、3番を打つユリエスキ・グリエル内野手(24)が、13日の日本戦にピタリ照準を合わせている。国内リーグで3割2厘、22本塁打の好打者が、自信満々だ。
星野監督が警戒するグリエルが初戦となる日本戦を前に、力強く言い切った。「我々が金メダルを取るためには、何よりも日本に勝つことが最重要」と闘志をむき出しに話し、「打倒日本」を掲げた。
それには理由がある。「WBCとアテネ(予選リーグ)で日本に負けた借りを、北京で返したい」。04年のアテネ五輪では金メダルこそ獲得したが、予選では日本に敗れた。06年3月のWBC決勝では、三振して最後の打者となり金メダルを逃しているからだ。悔しさを胸に秘め、いつかリベンジの時をと待ちわびていた。その格好の舞台が、ついにやってきた。予想されるスタメンの中では最年少。だが3番打者として「自分にかかる責任、役割はよくわかっている。だから自分が機能しなければならない」とその重責をしっかりと受け止めている。調子は良くなかったが、3週間にわたる韓国合宿の後半になって、本来のキレを取り戻した。
また韓国滞在中には、日本のプロ野球中継も見て、研究した。キューバ戦の先発候補には複数の投手の名前が挙がっている。「キューバは誰が相手であろうと、打てるように訓練されている」とあくまでも強気だ。至宝リナレスの後継者として、期待の背番号「10」を背負う。父もナショナルチームの4番に座るなど、一流の血統。星野ジャパンに立ちはだかろうとしている。
[2008年8月11日8時54分 紙面から]
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