前代未聞の「試合終了」/壮行試合

- 雷雨のため試合の中止を伝える電光掲示板
<北京五輪男子壮行試合:アルゼンチン1-0日本>◇29日◇東京・国立競技場
前代未聞の「試合終了」だった。五輪V候補との壮行試合。ハーフタイムには雷雨接近との情報で運営サイドがばたつき始めた。後半5分から降り出した雨が一段と激しくなり、雷が近づいた同39分、バラニヤンディ主審が増田マッチコミッショナーの助言を受け試合を中断し、選手をピッチから引き揚げさせた。
アルゼンチンMFリケルメが、すぐに主審らに詰め寄った。めまぐるしいジェスチャーを交え、雷の危険性を主張し、すみやかな試合打ち切りを求めたようだ。約7分後には「中止」を告げるアナウンスと電光掲示。最終的には「試合終了」に変更された。
日本協会田嶋専務理事は打ち切りについて「ファンと選手の安全を第1に考えての(審判の)決断」と説明。審判が試合成立を最終決定した。同協会は国際サッカー連盟(FIFA)にも報告し「双方(両協会)が成立で合意しているなら」との了解も得た。
公式戦なら天候の回復を待つケースだが「今回は親善試合。高校生が落雷で亡くなられたこともある。今回が今後の日本全体の指針になる」と田嶋専務理事。万一の事故を回避するための決断だった。
[2008年7月30日9時39分 紙面から]
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- 田嶋専務理事
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