アルゼンチンが一番金に近い/原博実
準々決勝ではアルゼンチン-オランダが面白いが、アルゼンチン優位は動かない。根拠はオランダのコンディションだ。日本戦を見て、格下相手に流す余裕は全くなく、アジア特有の蒸し暑さ、悪いピッチに苦戦。チームとして動けていなかった。一方のアルゼンチンは、FWメッシ、MFリケルメら個の能力が高く、ピッチの悪さも苦にしない技術、金メダルへの高い意欲がうかがわれる。
1次リーグを見る限り、南米の金メダルへの意識は高い。南米の優秀な選手の多くが、欧州クラブ在籍であることと関連があるだろう。母国を離れてプレーする期間が長い分、国への思いが強くなる。世界が注目する五輪の舞台で、「国のために」と結束する。対照的に欧州勢は、五輪への取り組み方に温度差がある。
準決勝はアルゼンチン-ブラジルで、これが事実上の決勝戦になるはずだ。もう一方は、イタリア-ナイジェリアの顔合わせか。チームのまとまり、タレントの顔ぶれから、アルゼンチンが金メダルに一番近いと言えるだろう。(日刊スポーツ評論家)
[2008年8月15日10時14分 紙面から]
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