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松永に銀フィーバー、地元焼津から大声援

焼津市文化センターから大声援をおくる市民
焼津市文化センターから大声援をおくる市民

 北京五輪レスリング男子フリースタイル55キロ級で、五輪初出場で沼津学園(現飛龍)出身の松永共広(28=綜合警備保障)が銀メダルを獲得した。地元・焼津市の文化センターでは、同市出身者として72年ぶりの五輪出場を果たした松永に、市民ら500人以上が声援を送った。決勝で敗れたが、今大会で静岡県勢初メダルを獲得した松永に、会場から大きな拍手が送られた。

 大型スクリーン越しに、地元の焼津市民から、松永に惜しみない拍手がいつまでも送られた。地元の「英雄」は、惜しくも銀メダルに終わった。終了直後こそ静まり返ったが、すぐさま大舞台での快進撃をたたえる声が会場を包んだ。会社を休んで応援した、同級生の新村幸彦さん(27)は「よくやってくれた。最高です! ありがとう」とねぎらった。

 松永を応援しようと、500人以上が会場に駆けつけた。入り口では焼津の名産「かつおぶし」を「勝男武士」ともじり、金色のよろいを着た関係者が盛り上げた。応援団1人1人が巻いたはちまきには、各自が応援メッセージを書き込んだ。決勝前には、地元の小学生たちが壇上にあがり「行け! 行け! 松永」「ガッツだ! ガッツだ! 松永」と熱いエールを送った。試合中も、地元応援団が大声援を送り続けた。

 同市からは72年ぶりの五輪出場。さらに初のメダリスト誕生の快挙を成し遂げた。焼津市レスリング協会の久保諭会長(68)は「子供たちに勇気を与えてくれた」と目を細め、焼津ジュニアレスリングスクールの東谷良太くん(6年)も「試合を見て、僕も五輪でやってみたいと思った」。松永の勇姿は、市民の心にしっかりと刻まれた。【前田和哉】

 [2008年8月20日12時25分 紙面から]


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