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長身なのに抜群のスタート

2008年8月17日

 ボルトは1人だけ別次元の走りでした。196センチの長身なのに、他の選手と同じ足の回転力がある。ストライドが広い分だけ加速もつく。1歩踏み出すごとに、5~10センチの差がつくように見えました。

 加えて彼の特長の1つにスタートの良さが挙げられます。決勝もドンピシャの反応でした。これまで長身選手はスタートがあまり得意ではなかった。あのカール・ルイス(身長191センチ)も中盤以降に追い込むタイプでした。近年のトップ選手は身長185センチ前後で、序盤の爆発力を最後まで生かし切るのが主流ですが、ボルトはその走りができる。まさに革命的です。

 この日は無風。追い風1メートルごとに0秒1速くなると言われています。2メートルの追い風で、最後まで全力で走りきれば、夢の9秒5台も見えてきます。次の200メートルも専門種目だったことを考えれば優勝はほぼ確実。マイケル・ジョンソンの世界記録19秒32も、彼の視野に入っているでしょう。(男子100メートル元日本記録保持者、アーク・クエスト勤務)

井上悟(いのうえ・さとる)

 1971年(昭46)7月21日、大阪府岸和田市生まれ。清風高-日大。光陽中まで体操部でその後、陸上に転向。高校3年時の総体100、200メートルを制覇した。91年に100メートル、93年には200メートルで、ともに日本記録(当時)をマーク。93年世界陸上(シュツットガルト)では100メートルで日本人として37年ぶりの準決勝進出を果たした。
 92年バルセロナ五輪では400メートルリレーで6位。07年世界陸上大阪大会では大会組織委員会事務局の渉外担当を務めた。




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