思わぬ逆風も…2人でも戦える
2008年8月24日
大崎の欠場は残念。暑さに強くて安定しているので北京での走りが楽しみだった。フィールドは違うが、日本の400メートルリレーの銅メダル獲得がマラソンにもいい流れを運んでくると思ったが…。マラソンは好成績を期待されるので、選手はそれに応えようと目いっぱいに仕上げる。そのぶん、故障の可能性も増す。現在のようにアフリカ勢が台頭してから、その傾向が顕著になった。
だが2人でも戦える。同じチーム(中国電力)から出場するのは、メンタル的に支え合える利点がある。お互いに体調を知っているから「向こうが(先頭に)つけるなら、オレも」と前向きな気持ちになれる。私も現役時代、先輩の谷口(浩美)さんと一緒に走ったことで精神的に安心できた。
尾方は暑くなった方が持ち味が出る。粘れるパターンに持ち込めればチャンスが膨らむ。逆に涼しい時は、アフリカ勢が速い展開の中で細かいペースの上げ下げをしかけてくる。佐藤にはそうなっても対応できる力がある。優勝争いは、やはりケニアを中心としたアフリカ勢が有力だろう。ただ気温が高くなるほど、ダークホースが浮上してくる。面白いレースになりそうだ。(92年バルセロナ五輪銀メダル、トヨタ自動車九州監督)




