男女マラソン代表が初の合同研修

- ポーズをとる後列左から、中村、野口、尾方、佐藤。前列土佐、大崎
北京五輪の男女マラソン代表が「春の特別集中講座」を受けた。26日に都内のナショナルトレーニングセンター(NTC)で会見。五輪連覇を目指す野口みずき(29=シスメックス)ら代表6人が、前日25日から2日間、初めて男女合同で開催された研修会の成果を語った。代表全員で北京の暑さ対策や硬い路面についての講義を受け「チームジャパン」としても団結。メダル獲得へ一段とムードを高めた。
理論武装は完ぺきだ。野口は「初めて参加したけど、中身の濃い研修でしっかり勉強できた」と胸を張った。1泊2日で“授業”は計7時間50分。男女マラソン代表6人を筆頭に長距離の強化指定選手50人以上が机に向かい、ノートをとって頭にたたき込んだ。
特に関心を集めたのが猛暑対策だ。給水スポンジの使い方1つにしても「動脈に近い首筋などに当てると体温が下がりやすい」「最後は絞ったスポンジで汗をふく」など細かく指示。給水ボトルの中身については実験結果から「前半は脱水症状防止のため(スポーツドリンクに含まれるような)電解質を、後半は糖分を補給しよう」とアドバイスされた。北京の硬い路面対策では「腰から太ももの筋肉をつけた方がいい」という見解が紹介された。
知識に加え、選手間の「相乗効果」も大きな収穫だ。陸連は今回、これまで男子だけで行ってきた研修会を初めて男女合同で開催。河野匡マラソン部長は「男女の五輪代表が一堂に会するのは初めてでは」と話す。尾方が「女子と一緒で刺激になった」と言えば、野口も「みんなで頑張るという気持ちがわいてきた。チームジャパンとして一丸でやりたい」と一体感を強調した。
河野部長は「(代表の)全員がメダルを目指している。現在のところ(メダルの)目標は6個」と表彰台独占の夢を描く。知識と団結を武器に、男女の精鋭6人が北京制圧を目指す。【太田尚樹】
[2008年3月27日9時4分 紙面から]
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