土佐試走で3つの難関発見/マラソン

- 北京五輪のマラソン・テスト大会で、天安門前を通過する土佐礼子
<マラソン:五輪テスト大会>◇20日◇北京・天安門広場~国家体育場の42・195キロ
【北京=太田尚樹】「難コース」がベールを脱いだ。五輪本番のコースを使った初めてのレースが行われ、北京五輪代表の土佐礼子(31=三井住友海上)尾方剛(34=中国電力)佐藤敦之(29=同)の3人を筆頭に日本勢が試走。メダル獲得へ(1)落とし穴(2)細道(3)ヘアピンカーブと3つのポイントが浮かび上がった。運営面の問題については日本陸連が中国側に要望書を提出することが決まった。
最低気温8度の冷たい雨の中、北京の難関が次々と日本勢に襲いかかった。佐藤は「全然イメージと違った」。路面が硬い以外は平たんで走りやすいと思われていたが、初めて詳細が明らかになった本番コースは意外にも難所の連続だった。
(1)落とし穴 スタートから天壇公園に入る約4キロには、マンホール部分がくぼんで穴のように点在する。大崎の代役で走った清水監督は「集団で人数が多いと(前が見えず)足が引っかかるかも」と懸念した。
(2)細道 レースのほとんどが広い道路を通るのに対し、途中で通過する天壇公園、北京大、清華大の構内は道が細く入り組む。土佐も「いきなり狭くなったり『ここがコース?』というところに入ったりする」と困惑顔だった。
(3)ヘアピンカーブ ゴールの「鳥の巣」に入る直前、唐突に折り返しのカーブが現れる。疲労はピークで転倒の危険性もある。自らの足で走った河野マラソン部長は「何の意味があるのか…」と首をひねった。
本番ではさらに気温35度以上の酷暑も加わる。だが、弱音を吐くばかりでは始まらない。尾方は「大学の中とかで(外国勢が)揺さぶってきそう。勝負の場所を確認できてよかった」と早くも本番へ思いをはせた。難コースを攻略した先には、表彰台が待っている。
[2008年4月21日8時38分 紙面から]
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