野口が大会連覇!北京へスパート/陸上

- 2年連続2度目の優勝を果たした野口みずき(撮影・蔦林史峰)
<陸上:仙台国際ハーフマラソン>◇11日◇宮城陸上競技場~仙台市役所市民広場の21・0975キロ
アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(29=シスメックス)が「北京仕様」のスパートで大会2連覇を果たした。1時間8分25秒をマークして昨年のタイムを29秒も上回った。「女版タイソン・ゲイ」と自称するほどに鍛えた筋肉ムキムキの体を生かし、ラスト1キロでギアチェンジ。ケニアのジュリア・モンビ(23)を置き去りにした。実質的に本番前最後となる実戦の場で、五輪連覇へ大きな収穫を得た。
冷たい雨を蹴散らし、野口の鍛え抜かれた両足が速度を増した。残り1キロの看板が目に入った瞬間だ。「勝負をつけないと」。スタートからずっと背後にいたモンビの影が、みるみる遠ざかる。一気のギアチェンジ。あとは独走だ。両腕に力こぶをつくるガッツポーズでゴールした。
タイムは昨年を29秒も上回る1時間8分25秒。4カ月ぶりの実戦にして、本番の最終テストとなる舞台で、最後まで競るレースができたのも大きい。「いいシミュレーションになった。五輪になると周りの様子も見るけど、きっと(集団の)前にいるから」。万全の予行演習を終え、ほおも自然と緩んだ。
杜(もり)の都で得た最大の収穫が、ラストスパートだ。20キロ以降のラップは昨年より5秒速い3分28秒。3000メートルでは野口(自己ベスト9分24秒51)より20秒以上速いモンビに、この区間だけで30メートル以上の差をつけ、進化した瞬発力を見せつけた。平たんで勝負どころの少ない北京でも、大きな武器になるのは間違いない。
“ゲイ並み”の肉体がギアチェンジを支える。「最後はきついかなと思ったけど、足取りは軽かった」。入社時から続ける筋トレの成果で、7月に30歳を迎える野口の肉体は体脂肪率は1ケタをキープするだけでなく、まだ進化を続けている。広瀬コーチは「(昨年の)東京国際あたりから、筋肉に張りが出てきた。特に殿筋(尻の筋肉)の盛り上がりがすごい」と目を見張る。野口自身も周囲に「女版タイソン・ゲイです」と男子短距離の第一人者ばりの鍛えっぷりを自慢しているという。
20日からの長野・菅平合宿では、いよいよマラソン練習に入り、アップダウンを走り込んで筋持久力も強化する。「いい印象を持って練習に入れる。気持ちを切り替えて目標へ向け頑張りたい」。カラダにさらなる磨きをかけ、北京へとスパートする。【太田尚樹】
[2008年5月12日8時58分 紙面から]
最新ニュース
- 末続が雨雲回避で6月沖縄合宿 [12日08:58](写真あり)

- 欧州遠征に出発
- [2008年7月25日]

- 合宿に出発した渋井
- [2008年7月23日]

- 室伏は今季ベスト記録
- [2008年7月22日]

- 大声で叫ぶ室伏
- [2008年7月22日]

- 疾走する福島
- [2008年7月20日]

- 一発で成功させる沢野
- [2008年7月20日]

- 野口のシューズ
- [2008年7月17日]

- 醍醐と堀籠
- [2008年7月15日]

