金丸ぶっちぎりで北京決めた/陸上

- 1位でゴールした金丸は雄たけびを上げる(撮影・蔦林史峰)
<陸上・日本選手権:男子400メートル>◇決勝◇最終日◇29日◇川崎市等々力陸上競技場
男子400メートルの金丸祐三(20)が期待通りに初の五輪出場を決めた。高ぶる気持ちを両手をぶらぶらさせて踊る恒例の「金丸ダンス」で抑えてスタートから飛ばした。観衆から「速え~」の声が上がる。1人だけ45秒台の45秒69で圧勝。ゴールすると、いつものように「シャー!」と雄たけびを上げた。
大きな不安材料を抱えていた。5月25日の関東学生対校選手権(国立)200メートル決勝で右太もも裏の肉離れを起こした。「約2週間、何もできません。腐っていました」。すでにA標準を突破しており、勝てば五輪切符がつかめる。だから今回は記録よりも勝つことだけに集中した。
この日のレースはA標準45秒55にはわずかに及ばなかった。しかし、タイムを見た瞬間に手応えを感じた。「負傷明けでこの記録ならうれしい。本番までのあと1カ月半。猛練習を積めば44秒台に乗せられるかも。そうすれば五輪での決勝進出も見えてくる」。
北京では1600メートルリレーのエースとしても期待される。アテネ五輪で日本は4位だった。だが、当時4人中3人いたA標準突破者は、現時点で金丸だけ。「もちろん自分が引っ張るつもりでいきます」。07年大阪世界選手権400メートルでは70メートルで負傷棄権した。その借りは、北京で倍にして返すつもりだ。【柳田通斉】
[2008年6月30日8時59分 紙面から]
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