イケクミ、醍醐の跳躍2人に特別追試
陸上跳躍種目の男女日本記録保持者に「特別追試」が課されることになった。日本陸連は6月30日、北京五輪代表選手を発表。日本選手権で優勝を逃した女子走り幅跳びの池田久美子(27=スズキ)と男子走り高跳びの醍醐直幸(27=富士通)は、五輪参加標準記録Aを突破していながら見送られた。2人の代表入りは、南部記念(6日、函館)での結果次第になった。
日本選手権で優勝し、自動的に内定していた選手に加え、末続ら14人が新たに選出された。これで総勢32人が決定したが、リストに池田と醍醐の名前はなかった。2人とも自己記録を出せば、メダル争いに絡めるが、日本選手権でのV逸が選考に影響した。代わりに、南部記念でのラストチャンスが与えられる。
池田は、日本選手権で6メートル57の桝見に敗れて3位。昨季のうちにA標準(6メートル72)を超えているが、今季ベストは6メートル51で、B標準(6メートル60)にも届いていない。南部記念での優勝が、追加選出への最低ラインになるが、高野強化委員長は「記録的な判断も当然出てくる」と指摘した。つまり好記録での優勝が求められる。
醍醐の走り高跳びは急きょ、南部記念の開催種目に追加されることが決まった。昨季にA標準、今季はB標準を跳んでいるため、優勝すれば代表権を得られる見込み。沢木専務理事は「彼ら(池田と醍醐)の今までの活躍ぶりから、チャンスを与えてはどうかということになった」と実績を考慮した末のラストチャンスになることを説明した。本来は実力者の2人だが、この苦境を乗り越えない限り、北京での活躍は見込めない。【佐々木一郎】
[2008年7月1日8時38分 紙面から]
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