ボルト200m専念一転!!2冠宣言

- インタビューに答えるウサイン・ボルト=1日、キングストン(共同)
陸上男子100メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルト(21=ジャマイカ)が、北京五輪での2冠を宣言した。1日、キングストンで共同通信のインタビューに応じ「100メートルと200メートルの短距離2冠を目指したい。もし1種目しか選べない場合は、100メートルを走る」と語った。ミルズ・コーチは出場種目の結論を先送りしているが、100メートルでパウエル、ゲイとの3強対決実現が濃厚になった。
ジャマイカ陸連は1日、男子100メートルの北京五輪代表にボルトと前世界記録保持者のパウエルらを選んだと発表した。コーチは結論を出していないが、ボルトの気持ちは固まった。ターゲットは、100メートルと200メートルだ。
「2冠は、世界記録のダブル更新と合わせて、来年の世界選手権(ベルリン)で狙う計画だった。チャンスが巡ってきたので、北京を楽しみにしている」。過去の五輪で男子短距離2冠を達成したのは、84年ロサンゼルス大会のカール・ルイス(米国)ら7人だけ。8人目として、歴史に名を残す可能性が高まった。
5月31日のリーボックGP(米国)で9秒72の世界新記録を樹立して、注目度が一気に増した。もともと専門種目は200メートルで、100メートルへの本格参戦は今季から。これまでは「200メートルは人生をかけてきた種目」と話し、200メートルに専念することを示唆してきた。
ボルトが参戦すれば、100メートルは、世界3強が対決する場になる。パウエルは9秒74の前世界記録保持者。07年世界選手権3冠(リレー含む)のゲイは、6月28日の全米選手権2次予選で9秒77の米国新をマークした。翌日には、4・1メートルの追い風参考記録ながら9秒68の「史上最速」で走った。
五輪は記録より、勝負の場になる。だが、この3人が走れば当然、記録もついてくる。ボルトは今後、7月中に欧州で3レースを走ると、ミルズ・コーチが明かした。7月13日のアテネ、25、26日にロンドンでともに200メートル、22日にストックホルムで100メートルに出場する。2冠への準備は、着々と進んでいる。
[2008年7月3日8時37分 紙面から]
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