ゲイ転倒、200の代表逃す/陸上

- 負傷したタイソン・ゲイは担架に乗せられトラックを去る(AP)
<陸上:全米選手権兼北京五輪代表選考会>◇7日目◇5日(日本時間6日)◇米オレゴン州ユージン
短距離世界王者のタイソン・ゲイ(25)が、男子200メートル2次予選でまさかのアクシデントに襲われた。序盤で左太ももにけいれんを起こし、転倒して途中棄権。決勝の上位3人に五輪出場権が与えられる一発勝負に敗れ、同種目での五輪を逃した。昨年の世界選手権では100、200メートルの2種目で優勝。北京でカール・ルイス以来24年ぶりの五輪男子短距離2冠を目指したが、幻に終わった。
ゲイに異変が起きたのはスタートから14歩後、最初のカーブを回っている時だった。左足を突っ張るようにしてバランスを崩すと、そのまま外に振られて転んだ。左太ももを押さえたまま、苦痛に顔をゆがめた。担架で運ばれて無念の退場。代理人は「強いけいれんを起こしたようだ。レースの前に疲れを感じていたようだが、ほかのダメージはない」と症状を説明した。
100メートルでは、追い風参考ながら9秒68の人類最速タイムを出して優勝した。前日の200メートル1次予選も軽く流しての20秒43で突破。84年ロス大会のカール・ルイス以来出ていない五輪短距離2冠へ向け、順調のように見えた。しかし、先月末に100メートルで世界記録を出したジャマイカのボルトらとの見えない争いで、心身とも限界に達していた。
「太もも裏に痛みを感じていて、悪い予感はしていた。でも、2、3日で何とかなる」とゲイはコメントで軽傷を強調した。すでに100メートルの出場権は得ているが、この日受けたMRI検査の結果次第では北京五輪本番に影響が出てくる可能性もある。ボルトとの100メートルでの「世界最速王決定戦」に向けて、ゲイはまず負傷の回復を目指す。
[2008年7月7日8時8分 紙面から]
最新ニュース
- 福士に五輪切符「上位目指したい」 [7日17:22]
- ディクスが男子200メートル制す/陸上 [7日11:24]
- イケクミ涙の五輪切符/陸上 [7日09:38](写真あり)
- 醍醐が2メートル21で五輪追加合格/陸上 [7日08:22]
- 陸上の北京五輪代表一覧 [7日08:12]
- 福島成長力でつかんだ五輪切符/陸上 [7日08:08](写真あり)
- ゲイのケガは軽度、五輪出場問題なし [7日07:55]



