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日本完敗土佐リタイア、中村13位/陸上

17キロ付近、遅れ始める土佐(右から2人目)(共同)
17キロ付近、遅れ始める土佐(右から2人目)(共同)

<北京五輪:陸上>◇17日◇女子マラソン

 日本の女子マラソン勢が、完敗した。2度目の五輪となった土佐礼子(32=三井住友海上)は外反母趾(ぼし)の影響で右足に痛みが出て、25キロ付近で途中棄権。初出場の中村友梨香(22=天満屋)は経験不足が影響し、2時間30分19秒の13位だった。連覇を狙った野口みずき(30=シスメックス)の故障欠場に始まった負の連鎖は止められず、日本勢3連覇どころか88年ソウル五輪以来5大会ぶりにメダルなしに終わった。

 土佐は、17キロ付近から遅れ始めた。痛みに顔をゆがめ、泣きながら走った。次々と抜かれた。限界だった。25キロ地点で、関係者と連絡を取り合った陸上代表チームの木内コーチに止められた。近くにいた夫の村井さんに背負われ、救急車で病院に運ばれた。

 マラソン11戦目で初の途中棄権。過去10戦はすべて5位以内の安定感も、2度目の五輪でまさかの結果に終わった。7月末に中国・昆明合宿で右足の外反母趾が痛みだした。三井住友海上の鈴木総監督によると、足をかばって、第2中足骨付近に痛みが出たという。レース後に病院でエックス線撮影をした結果、骨に異常はなかった。

 連覇を狙う野口が左太もも肉離れなどの影響で、レース5日前に欠場を発表。補欠は加わらず、出場は2人だけになった。鈴木総監督はその影響について「ない。いつも自分たちのことしか考えていないから」と話し、ウオームアップまでは問題ない状況だったことを明かした。ただ野口の欠場で土佐がさらに注目される背景があった。土佐は日本オリンピック委員会(JOC)を通じて「10キロ過ぎから痛みがひどくなり、以降は接地するごとに激痛があり、足がつけない状況でした」とコメントした。

 完走した中村も30キロ手前から遅れ始め、13位でゴール。天満屋の武冨監督は「経験不足。怖さで守りに入った」と指摘した。日本陸連の河野マラソン部長は「彼女は2人の大黒柱(野口と土佐)がいて、自由奔放に走れたら良かった。15キロをすぎて、日本人1人になってプレッシャーがあったかもしれない」と話した。

 メダルはおろか入賞もなし。92年バルセロナ五輪から4大会連続で獲得してきたメダルは、北京で途切れた。野口が欠場し、土佐は故障、マラソン2戦目の中村は経験不足が響いた。悪い流れは止められなかった。河野部長は「ケガをおそれて、(力を)抜いた練習で戦えるかと言ったら、戦えない。実績を残した監督が必要と思ってやっていること」と説明した。

 レースはスローペースで進み、優勝は38歳のトメスク。記録は2時間26分44秒で、レベルが高かったわけではない。「万全の状態で勝負できなかった。勝負する前の準備不足。それは受け止めないといけない」と河野部長。アクシデントの連続で、4年に1度のレースに合わせる難しさを、日本陸上界が痛感させられた。【佐々木一郎】

 [2008年8月18日9時5分 紙面から]


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