ヌデレバ「トップだと思っていた」/陸上
<北京五輪:陸上>◇17日◇女子マラソン
アテネ五輪銀メダリストのヌデレバ(36=ケニア)が大ちょんぼで金メダルを逃した。41キロすぎの折り返しで初めて独走していたトメスクの存在に気付いたという。「驚いた。前にいたのに気が付かなかった」。トメスクが20キロすぎに抜け出したときは集団の後方につけていた。後方待機は、いつもの必勝パターン。ほかの選手と足がぶつからず、ペースにあまり左右されない。ストレスのかからない位置取りだが、飛び出した選手に気付かないという「落とし穴」にはまった。
40キロ地点で1分1秒差。それまでは追う集団で足元も滑ったために慎重な走りを続けていたが、昨年の世界選手権覇者は猛然と追い上げ、トラックに入ってからは地元中国の周春秀とデッドヒート。ラスト100メートルの勝負に競り勝った。トップには追い付かなかったが、ゴールすると、うずくまって銀メダルの余韻に浸った。
2大会連続のメダル獲得はモタ、エゴロワ、有森裕子に次いで4人目。「年を取るごとに若くなっていると感じている」という36歳。「最後はタフだったけれど、(世界)チャンピオンの意地だった。2度目の出場で2度目の銀メダルは素晴らしい業績と思っている」とうれしそうに胸を張った。
[2008年8月18日8時5分 紙面から]
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