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小椋3度目腰椎ねんざ、北京ぶっけも

ケガの状態を説明する小椋久美子、右は心配そうに見つめる潮田玲子
ケガの状態を説明する小椋久美子、右は心配そうに見つめる潮田玲子

 女子バドミントンの小椋久美子(24=三洋電機)が、五輪に向け大ピンチだ。日本協会は2日、都内で北京五輪代表の会見を行い、小椋が2週間前に、今年に入って3度目の腰椎(ようつい)ねんざを起こし、11日からの国別対抗戦ユーバー杯を欠場すると発表。全治は約1カ月で、6月10日に始まるシンガポールオープンに復帰できないと、実戦なしでのぶっつけ本番となる。

 五輪に向けて黄信号だ。小椋の腰は限界だった。「自分の中でも不安。今までのレベルに戻すには、リハビリを始めないと難しい」。腰椎(ようつい)ねんざは通称ぎっくり腰。今回、すでに3回目で、完全に癖になっている。

 最初に起きたのは、2月の練習中だった。その時は、軽症で済んだが、3月のNTC合宿で再発。アジア選手権を欠場した。しかし、五輪レースのまっただ中で、完治にかける時間もなく、再発してしまった。

 五輪本番まですでに100日を切っている。銭谷欽治強化本部長は「誤算です。これが五輪直前だったらやばかった。一時は自分で靴下さえ履けない状態だった」と明かした。ねんざから炎症を起こしており、痛みはまだ消えていない。

 もともと腰痛持ちだった。アテネ五輪前に、左足の小指を疲労骨折しており、小指にはチタニウムのピンが入ったままだ。そのため、体のバランスが悪くなり、腰に負担がかかった。また、細かいことを気にしない小椋の性格もあだになった。少しのけがでも気にせず練習してしまう。その気力が、余計に悪化させた。

 現在、はりや電気治療で、リハビリ中だ。高酸素カプセル(通称ベッカムカプセル)も使用。6月中旬のシンガポールオープン、インドネシアオープンでの復帰を目指す。

 骨折した左足小指のため、アテネ五輪レースに加われなかった嫌な思い出がある。「その経験があるから、今度は克服してくれると思う」(銭谷強化本部長)。オグシオが、大きな壁を乗り越えることで、一回り成長する。【吉松忠弘】

[2008年5月3日9時3分 紙面から]

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