オグシオ日本人に完敗/バドミントン

- 女子団体戦決勝、ダブルスの試合中に渋い表情を見せる小椋(右)、潮田組
<バドミントン:全日本実業団選手権>◇最終日◇13日◇熊本・八代総合体育館
オグシオが462日ぶりに日本選手に負けた。三洋電機とNEC・SKYの決勝で、北京五輪代表同士の対戦となった女子ダブルスNO・1で、小椋久美子(25)潮田玲子(24)組が、0-2のストレートで末綱聡子(27)前田美順(22)組に敗れた。昨年4月の大阪国際決勝での赤尾、松田組戦以来の対日本選手の敗戦で、同連勝は21で止まった。女子団体はNEC・SKYが5年ぶり2度目、男子団体はNTT東京が3年ぶり26度目の優勝となった。
オグシオはショックを受けていた。コート上でひざを落とし、ともに動けない。ネットの向こうでは、前田、末綱が歓喜の涙を流していた。潮田が「どこかに自信を持てない部分があった」と言えば、小椋も「大変なことをしてしまった…」と目を潤ませた。
プレーが単調だった。レシーブの変化や粘りもなく、ミスが出ると歯止めがきかない。リードしたのは第1ゲームの3-2まで。逆転された後は、離されるたびに追い上げるも、1度も追いつけなかった。チームも敗れ、史上最多15度目の優勝を逃してしまった。
完全に自信喪失だ。小椋が腰椎(ようつい)ねんざ(ぎっくり腰)から復帰したのが6月中旬のインドネシアオープン。それから、この日を含めてわずか4試合、実戦をこなしただけだ。今大会で2勝を挙げたが相手は格下。潮田は「どこまで戻っているのか分からない」と不安をもらしていた。
前田、末綱組は、過去3試合とはレベルが違う。常に国内トップを争うライバルで、腕試しには絶好の判断基準だった。「これが現状の実力」と潮田。五輪代表を決めたとたんに襲った小椋のケガで、実戦不足は明らか。早く以前の力を取り戻さないと、という焦りが、「思い切りの良さがないし、余裕もない」(銭谷強化本部長)という内容につながった。
前田、末綱組に敗れたのは、05年5月の日本ランキングサーキット準決勝以来。1ゲームも奪えないストレート負けは、04年全日本実業団決勝で赤尾、松田組に敗退して以来4年ぶりだ。北京五輪開幕に向けて、20日からの約2週間の直前合宿での立て直しが急務となった。朴柱奉代表監督は「自分のベストな時のビデオばかりを見せてイメージトレーニングさせたい」。日本バドミントン界悲願の五輪メダル獲得へ、この2週間が正念場となる。【吉松忠弘】
[2008年7月14日8時47分 紙面から]
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