星野ジャパン豪州代表と強化試合

- 会見で笑顔を見せる星野監督(撮影・浅見桂子)
北京五輪出場を目指す野球日本代表が22日、豪州代表との最終強化試合初戦(福岡ヤフードーム)に臨む。最大のライバル韓国を仮想し、星野仙一監督(60)は「もう調整と言っちゃいけない」と実戦モードに切り替わった。今回の2連戦で投手数人をカットすることが判明。代表選考のサバイバルも最終段階に突入し、12月1日からのアジア予選に向け、緊張感が高まってきた。
ド迫力の闘争心がよみがえった。「もうええやろ!」。星野監督が低い声を発し、席を立つ。豪州代表戦を控えた共同会見。最後に写真撮影の予定が入っていたが、応じることなく拒否した。そのままナイター練習が行われる福岡ヤフードームのグラウンドへ直行。親善試合は名目だけだ。星野ジャパンがいよいよ本気モードに切り替わった。
22日からの2連戦は最終の強化試合となる。その後は敵地台湾に入り、実戦の場はない。チームづくりの仕上げの段階で、豪州戦は極めて重要だ。「国際試合は初めてだな。もう調整とは言っちゃいけない。戦いモードの中で、外国相手。いい組み合わせを作ってもらった」。初戦は「仮想韓国」が最大のテーマだ。相手の先発トラビス・ブラックリー(25=ジャイアンツ)は将来有望の大型左腕。アジア予選の日本戦に、韓国代表はNO・1左腕の柳賢振(20=ハンファ)を先発させることが予想される。「韓国もおそらく左がくる。左を打たなければ勝てない、意識をもっている。(豪州の)左投手はありがたい」と指揮官は打倒韓国への試金石と見ている。
調整ではない理由がもう1つある。最終候補に投手が14人登録されているが、最終的に9人に絞られる。大野投手コーチは「ここまでやってきたから連れて行きたいが、台湾で5人落とすのは少し多い。監督も厳しさを求められているはず」と明かした。今回の豪州戦の結果も含め、2、3人の投手が脱落し、台湾に行けないことが明らかになった。代表サバイバルも最終局面に突入する。「少ないチャンスをどう生かすか。シビアに野球をやっていく」。舞台はあくまで日本だが、極限の戦いが早くも始まる。【田口真一郎】
[2007年11月22日9時18分 紙面から]
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