星野監督が台湾報道「火力不足」に激怒

- 練習前、台湾メディアのインタビューを受ける星野監督(撮影・浅見桂子)
【台中(台湾)26日】北京五輪を目指す野球日本代表の星野仙一監督(60)がライバル国の酷評に激怒した。巨人高橋由伸、小笠原道大らが故障で辞退し、主砲が欠けた打線を地元台湾メディアが「火力不足」などと報道。また韓国メディアも「阿部以外は迫力がない」とこきおろした。星野監督は「ほっといてくれ! キン○マではこっちも負けていない!」と独特の表現で猛反発した。横浜村田修一内野手(26)ら選手もヒートアップ。アジア予選へ星野ジャパンのボルテージが上がってきた。
星野監督の怒りが爆発した。この日、日本が練習を行った台中球場で、初めて地元台湾メディアに対する星野監督の取材が設定された。地元紙記者にテレビカメラ6台などが囲む。1つの質問が、星野監督の表情を一変させた。「日本のクリーンアップは大丈夫ですか?」という問いだった。
星野監督「いいやないか。ほっといてくれ! それに代わる選手は日本にはいっぱいいるんや!」
それまでの「台湾戦は誰が先発してくると予想してますか?」という質問には、「(不参加のヤンキース)王建民!」と答えていた笑顔は消えていた。最後には「ウチは予告しても構わないんだ」とケンカ腰で吐き捨てた。
アジア予選決勝リーグが間近に迫り、空気は一気に過熱してきた。この日の会見だけでなく、26日付の地元台湾の自由時報紙は25日の日本代表候補の初練習を取材し「小笠原、高橋由ら故障者が多く、日本の打線は“火力不足”だ」と酷評報道した。また韓国の朝鮮日報では、22、23日の星野ジャパンとオーストラリアとの壮行試合を視察したスコアラーの話を引き合いに出し「阿部以外は迫力がない」。さらに宣銅烈ヘッドコーチの「日本の打線は昨年のWBCより確実に劣っている。予選までに調子を上げてくるとは思うが、特に優れてはいない」という発言を掲載した。日の丸打線がライバル国にこきおろされた。
一連の報道を伝え聞いた星野監督は仏の顔から鬼の形相へ、闘将そのものの顔つきとなった。「(台湾のいう)パワーってなんや?」。さらに星野ジャパンの戦うスタイルである「つなぎ野球」の持論を展開した。「野球は点取りゲームなんや。200メートル飛ばしても、ランニングホームランを打っても1点は1点や。それだけ日本への関心が高いっちゅうことやろ」と力を込めた。
売られたケンカに、男として負けるわけにはいかない-。星野監督は独特の表現で揺るぎない自信を見せた。
星野監督「キン○マでは、こっちも負けていない。マウンドではフォークを投げても、夜は剛速球勝負や!」
これまでおとなしかった闘将が、怒りを込めて堂々の真っ向勝負宣言。アジア予選本番へ、戦闘モードに入った。【寺尾博和】
[2007年11月27日9時18分 紙面から]
最新ニュース
- 五輪予選1次L開幕戦は悪天候で順延 [27日12:50]
- 酷評に村田「打ちますよ、オレが!」 [27日09:17](写真あり)

- 宿舎に入る星野監督
- [2008年8月25日]

- 星野監督は険しい表情
- [2008年8月25日]

- 会見する星野監督ら
- [2008年8月24日]

- 優勝し李は大喜び
- [2008年8月24日]

- 落球するG・G・佐藤
- [2008年8月24日]

- 悔しそうな上原
- [2008年8月24日]


