宮本&上原“星野枠”で五輪代表確定

- 帰国した星野監督(中央)はファンに出迎えられる。左は田淵コーチ(撮影・柴田隆二)
08年北京五輪出場を決めた野球日本代表の星野仙一監督(60)以下、選手、スタッフが4日、アジア予選の台湾から帰国した。星野監督は8月本戦の人選について、現メンバーを優先とし、主将を務めたヤクルト宮本慎也内野手(37)、投手主将の巨人上原浩治投手(32)の“星野枠”での代表入りを明言。球団枠の撤廃も確認するなど、悲願の金メダル獲得へビジョンを描き始めた。
責任を果たした安堵感に満ちていた。星野監督は穏やかな笑顔で帰国会見。アジア予選でたった1枚の五輪出場切符を勝ち取り、何より「日本野球」の強さを証明した。その誇りが表情にあふれた。
星野監督「(終わった直後は)興奮を通り越し、ある意味(終わることが)つらかった。何千試合もしたが初めてあんな経験をした。選手は頼もしかった。来年も北京で会いたい。必死の形相だった。顔を見て泣けてきた。あの姿でまた北京にチャレンジしたい」。
もう頭の中は来年8月の北京五輪へ切り替わっている。「これからまた忙しくなる」と本番へシナリオを描き始めた。まずは代表メンバーの人選に「今回のメンバーを最優先にしたい」と強調。「これを越える新しい選手が入ってくることもあるだろう」と柔軟性はもたせたが、早々と内定も出した。
予選3試合でチームリーダーの必要性を痛感。キャプテン宮本には「ケガさえなければいい」。また投手主将の上原には「なんだこいつ、すっげえなと、びっくらこいた。先発も抑えもできる」と評価。2人はメンバーから外さない意向でアジア予選同様、2人を星野ジャパンの軸にする。
本番はシーズン中の8月中旬に迎える。前回アテネ五輪では、球団の不公平をなくすため、1球団からの選出は2人までの枠が設けられた。星野監督は「問題になるかもしらんが、(各球団)文句を言ってこないでしょう。そうでなければ監督を受けていない」とキッパリ。悲願の金メダル獲得へ、星野ジャパンが新たなステージへと進む。【寺尾博和】
[2007年12月5日9時43分 紙面から]
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