星野監督初戦キューバ戦に「ムチ入れる」
星野ジャパン、初戦からトップギアだ! 国際野球連盟(IBAF)が、北京五輪野球の1次リーグの試合日程を発表し、日本は初戦で最強キューバと対戦する。星野仙一代表監督(61)は21日、負け数を想定する戦略から、初戦に勝って勢いをつけ、先行-逃げ切りの必勝パターンへの切り替えを示唆した。
星野ジャパンが世界最強を倒して夢に向かう。初戦でキューバと戦うことが決まった星野監督はこの日、ウエスタン戦で指揮をとった甲子園で不敵に笑った。
「いい組み合わせじゃないか。金メダル候補に勝てば勢いがつく。逃げるわけにはいかない。みんなハラハラ、ドキドキのゲームになるだろう。最後までもつれるかもしれないが、(初戦に)勝てばいける」。
前回アテネ五輪の覇者キューバ。リナレス、キンデランらベテランは引退した上に主力がメジャーに流出したが、若手台頭に成功してチームを編成した。
アテネで現場を経験している大野投手コーチも「かつてのパワーはないが、うまさとかチーム全体でかかってくる印象が強い」と最大のライバルになることを強調する。
1次リーグでは4チームが準決勝に進出。いきなり強豪キューバと対戦し、最終日の対戦相手が米国。当初は負け数も計算しながら戦う考えもあった。しかし、米大2A、3A中心で編成する米国戦までに準決勝進出を決めておくためにも、星野監督は初戦から必勝パターンをとる戦略に方向転換することを示唆した。
「これじゃ初戦からムチを入れないといかんね。最初から厳しいゲームになりそうだ。最低でも4勝以上が必要だろうし、同率になったら得失点差とかの条件もあるからね。4連勝、5連勝が理想だろう。競馬じゃないんだから差すのは難しい。先手必勝がいい」。
また、田淵ヘッドは「最初が強敵なのは望むところ」といい、山本守備走塁コーチも「勝てばモチベーションも変わる」と説明。大野コーチも「最初の4連戦は簡単に勝てる試合はない。アテネより厳しい戦い。全部勝つつもりでいかないといけない」と気を引き締めた。【寺尾博和】
[2008年5月22日8時17分 紙面から]
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