IFK守護神トリオが0封/五輪強化試合

- 最後を締めた上原(右)は先発のダルビッシュと笑顔でハイタッチする
<五輪強化試合:日本代表6-4パ選抜>◇8日◇東京ドーム
日本代表のIFK守護神トリオが五輪本番へ向け、好発進した。パ・リーグ選抜との強化試合、6-4の7回途中から阪神藤川球児投手(28)、中日岩瀬仁紀投手(33)、そして巨人上原浩治投手(33)で2回1/3を無失点に抑えた。北京でも接戦は必至で、逃げ切りに絶対必要なIFKトリオの調整は順調だ。打線は5回に5安打を集中、西武G・G・佐藤外野手(30)、西武中島裕之内野手(26)の新戦力も機能した。ただ、先発陣の制球難に星野仙一監督(61)は不満も漏らした。
命綱の太さを証明する最強リレーだった。極限の重圧がかかる終盤を制するのは「IFK」しかいない。2点リードの7回途中から藤川が登板。岩瀬、上原につないで、勝利を導いた。星野監督の信頼感も増すばかりだ。
星野監督 球児はランナーを置いてから行きたい。岩瀬は1イニング行きたい。上原もまあまあじゃないか。彼の本拠地だから、余計に必死に投げとった。アレでいいんだ。
北京五輪をシミュレーションした継投だ。締めは百戦錬磨の上原に任せる。9回。2死から一、二塁に走者を置いたが、中島をフォークで三ゴロに封じた。シーズン中は不調が続いたが、守護神は、あくまで「浩治」だ。この日は「悪くはなかったと思います」と話すにとどめたが、星野監督も「その気持ちでいる」と言い切った。
つなぐ2人も頼もしい。試合前からの予定通り、藤川を走者を置いた場面で投入。7回2死一塁で登板した。中島に四球を与えたが、代打嶋をフォークで見逃し三振。今季の公式戦でも、イニングの途中から投げたのは1度だけ。それでも動じずに役割を果たした。
藤川 試したいことは試せたかな。(国際試合使用球は)もろもろあるけど、フィットしていましたよ。ゼロに抑えて帰ってくるのが仕事です。あと1日しかないけど、大丈夫でしょう。
本番では、延長11回から走者を背負った場面設定で試合を始めるタイブレーク制が採用される。フィールディング能力にも定評のある藤川は、走者のいる局面で起用されることになりそうだ。
8回からは安定感抜群の岩瀬がマウンドへ。速球やスライダーを低めに集めて無失点で守護神上原へとバトンを託した。7月29日横浜戦以来の登板。上々の仕上がりぶりを口にした。
岩瀬 久しぶりにしてはまあまあ。ボールが若干高いのは直したい。ミスをしないようにしたいですね。
大勝負に向けた“IFK初陣”、まずは好発進だ。【酒井俊作】
[2008年8月9日8時35分 紙面から]
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