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コラム


ビル・ゲイツ会長 億ションから観戦?

2008年8月14日

 世界長者番付1位常連の米「マイクロソフト」のビル・ゲイツ会長(52)が年間約1億元(約15億6000万円)もの家賃で契約したとされる「超高級億ション」を、北京市のメーン競技場すぐそばに発見した。計5棟並ぶ、新築の高層複合ビル「盤古大観」にある極秘物件。ビル屋上に、中国の伝統建築を模してつくられた「空中四合院」と呼ばれるわずか計12戸の“天空部屋”のうちの1戸という。世界屈指の大富豪も目をつけたのは北京? 六本木ヒルズを超えるとも思えたこのマンションに潜入を試みたが…。

複合ビル施設

 メーン会場の国家体育場「鳥の巣」近くに行くと、5棟並ぶ、やたら大きな新築高層物件が目につく。これが、鳥の巣から約500メートル、国家水泳センターから約180メートルという距離の好立地にそびえる、複合ビル施設「盤古大観(パングーダーグワン)」だ。地上39階建ての「オフィス棟」(高さ約192メートル)、19階建てマンション「盤古大観龍寓」3棟、19階建てのホテル1棟の計5棟からなる。
 オフィス棟は最上層部分が中国で神聖とされる「竜」の形状になっており、目立つ。北京の投資会社が運営・開発し、02年に着工。建築はほぼ終了したが、正式オープンは五輪終了後の9月1日になる予定だ。




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五輪メーン会場近くにそびえる5棟の複合ビル「盤古大観」。右の高層オフィス棟は最上層部が竜をイメージした独特の形状になっている

 ゲイツ氏が契約したとされるのは、盤古大観の3つのマンション棟の屋上部分に、一戸建てのような形状で、1棟あたり4戸ずつ計12戸建築されている「空中四合院」と呼ばれる超高級マンションの1戸だ。地上からは、盤古大観の屋上部分に“極秘億ション”があるとは分からない。
 「四合院」とは中国の伝統的建築。東西南北の四方にある家屋が、中庭を囲むように建つ様式で、空中四合院も、同様の形状という。盤古大観関係者が言う。「ビル・ゲイツ氏は年間1億元の契約で、空中四合院の1戸を借りたと聞いている。部屋は、床面積計約1000平方メートルと広大。高層ビル屋上に、一戸建てがあるような形状のようです。ほかの契約者も、有名大富豪やVIPばかりのようです」。

ヒルズの60倍

 関係者によると、空中四合院は年単位で契約が行われる。ちなみに東京・六本木ヒルズの、ライブドア元社長堀江貴文被告(35)が住む部屋の家賃は月約220万円と報じられている。それが正しいとすると単純計算で、空中四合院のほうが約60倍も家賃が高い。
 空中四合院の各戸からは、五輪会場の多くを一望できる。ゲイツ氏はこの億ションから五輪の雰囲気を楽しむかと思いきや「契約はしたが、まだ入居はしていないようです」(関係者)とのこと。ただ一部ではゲイツ氏が五輪観戦に訪れているとの報道もある。
 果たして空中四合院内部はどうなってるのか? 運営会社に内部を見せてほしいと頼んだが「空中四合院だけはすでに一部入居者がいるし、中を見せることはできません」。ゲイツ氏らの契約についても「顧客の個人情報は言えません」と口が堅かった。

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ビル・ゲイツ氏が契約したとされる超高級マンション「空中四合院」は、ビル屋上に独特の形状でそびえていた。左奥はオフィス棟

下の部屋でも

 だが同社担当者は、空中四合院の下部にあるマンションの部屋を見せてくれた。ただ、この部屋も超高級。3棟の4~19階に計192戸あり、床面積はなんと1戸あたり618平方メートル。家賃は未定。19階の、ある1戸に入った。広大なリビングは、東側と西側が一面の大きな窓で吹き抜けになっており、眺望抜群。東側には五輪会場が眼前に見え、西側は山々。リビングには巨大テレビや応接セット。キッチン部屋、寝室、ゲスト用寝室、テレビ付き浴室などもあり、かなり豪華だ。
 「空中四合院は、このマンション戸よりもはるかに豪華。五輪期間中も、ある入居者の部屋に、米国の元政府最高幹部が遊びに来ていましたから、別世界のマンションです。賃貸ですが、1戸100億円以上の価値があると言われています」(不動産関係者)。北京の急成長を象徴するような盤古大観。すごいのはマンションだけではなかった。(続く)

 ◆ビル・ゲイツ 1955年10月28日、米シアトル生まれ。73年、米ハーバード大入学。75年、友人ポール・アレンとマイクロソフト社を設立し、同大中退。86年同社が米市場に上場。94年メリンダ夫人と結婚。95年、パソコンの基本ソフト「ウィンドウズ95」を発表。同社を世界最大のソフト会社に育てた。米経済誌「フォーブス」が選ぶ世界長者番付で、昨年まで13年連続世界一(今年は3位)。今年6月、経営の一線を退くと発表。非常勤として会長職にはとどまりつつ、今後は個人資産を投じて夫人と設立した慈善団体を通じ、世界各地での慈善活動に力を入れるという。推定資産総額約6兆円。

広部玄(ひろべ・げん)

 1970年生まれ。早大政経学部卒。編集局整理部などを経て、95年から文化社会部で社会、芸能など担当。裏社会ネタ、異常性犯罪、オウム関連、ライブドア・株関連、アイドル関連、格闘技マニアック情報などがやや得意。01年からの連載「広部が行く」はまったく惜しまれることなく03年ごろ自然消滅。それ以外のこれまでの連載は「広部玄の株やっちゃうぞ」「広部玄のイケイケ(アテネ五輪)」「ニッポン珍事情(←記憶している国民は推定3人以下)」「広部玄の先モノ買い」(←同推定2人以下)「見た・聞いた・思った」(←約半年で事実上解任)「広部玄の勝手にアイドルカウンセリング」(←最近著しく頻度が落ちている)などがあったが、あとは忘却。07年の小島よしお肯定派。




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