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コラム


熱烈歓迎「センセイ!」やること徹底

2008年8月09日

 ▽7月31日 北京入りし、空港からメディア村へ向かった。ここが報道陣の泊まる場所。カギを受け取り、宿泊棟に入る。すると、少し日本語ができるフロントのおばちゃんに満面の笑みでこう言われた。「ようこそササキセンセイ!」。先生なんて呼ばれたのは初めてで、恐縮した。

 ▽8月3日 朝、出掛けようとすると、あのおばちゃんにまた「ササキセンセイ!」と呼び止められた。この日は、私の誕生日。大会側が準備したバースデーカードと、中国風の飾り物をいただいた。隣にいたボランティアの女性と2人で、バースデーソングを歌ってくれた。そこまでやるかと、びっくり。相当恥ずかしかった。

 ▽7日 朝、またまた、あのおばちゃんに声を掛けられた。「あのお、私のサービスは、いかがですか?」。手渡されたのは、日本のホテルにもよくある、宿泊客によるサービスの評価シートだった。「もし、素晴らしいと思うなら、そう書いてください。私は趙と言います」と続け、紙に名前を書いてくれた。

 そういう魂胆だったのか…などど邪推せず、素直に素晴らしいと書いた。

 とにかく、こちらの人たちは、やることが徹底している。宿泊棟の入り口には、ドアを開くためだけにいるスタッフが1~2人、必ずいる。どこも冷房が効き過ぎで、私は風邪をひいた。時にやり過ぎと思うこともあるが、それは外国人から見た日本にもあることだろう。文化のギャップを体感するのも、総合大会の面白さ。五感をフル稼働して、いよいよ開幕した五輪をお伝えしたい。【佐々木一郎】




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