67歳法華津35位、馬が後ろ向きに…/馬術

- 馬場馬術団体に出場した法華津寛(共同)
<北京五輪:馬術>◇14日◇馬場馬術個人グランプリ
馬場馬術(団体、個人)の2日間にわたるグランプリの2日目を行い、日本五輪史上最年長の67歳、法華津寛(アバロン・ヒルサイドファーム)は35位だった。1日目に競技を行った八木三枝子(58=新大宗ドレッサージュチーム)は42位、北井裕子(35=ミキハウス)は45位で、日本勢は上位25人によるグランプリスペシャルに進めなかった。団体はドイツが7連覇、日本は10位だった。
愛馬ウィスパーが突然立ち上がり、後ろ向きに走り始めた。44年ぶりに踏んだ大舞台でのアクシデント。馬場との相性が悪かった。法華津は「あそこまでひどいことは、今までなかった」。ウィスパーは牝馬で、性格は繊細。馬場の近くにある大きなスクリーンの映像を嫌って立ち上がった。香港入りしてからの馬場を使った練習では毎回スクリーンに気を取られた。法華津は、本番で馬場に入ってくれない可能性も覚悟したという。高温多湿な香港。当初は気候対策が課題だったが、現地入りしてからは、馬がスクリーンを気にしないように腐心する日々を送った。
今は妻元子さん(60)と一人娘(34)を日本に残し、単身ドイツで暮らす。半年ほど前、元子さんに「五輪後にゆっくり旅行でも行こうか」と言い出したが、元子さんは「馬がいる限り、乗り続けるに決まってる。当分、実現しないな」とあきらめている。
12年ロンドン五輪は…。「今まで私は、馬に乗るのをやめたことはない。今後もやめるつもりはない」と力強く誓った。71歳で3度目の夢舞台に挑んでいるかもしれない。
[2008年8月15日8時54分 紙面から]
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