フェンシング太田のコーチ引き抜かれる?
北京五輪フェンシング男子フルーレ個人で太田雄貴(22=京都ク)を銀メダルに導いた敏腕コーチが、外国に引き抜かれる危機に直面していることが30日、分かった。日本協会は03年からウクライナ人のオレグ・マツェイチュク・コーチ(36)と契約。プロコーチの下で選手は力をつけたが、五輪でメダルを取ったことで、他国から注目されているという。
張西専務理事は「頭の痛い問題。すでに引き抜きの話も出ている。彼は日本に残ることを望んでいるが、いい条件を提示してやらないといけない」と話した。現在は年俸840万円で、契約は来年3月末まで。日本オリンピック委員会(JOC)が3分の2、日本協会が3分の1を負担している。太田への報奨金も「JOCの200万円よりは、最低限でも上回りたい」(張西専務理事)というのが精いっぱいで、コーチの条件アップには資金的に苦しい。
一方で、太田の就職先には、メダル効果もあって複数の企業が興味を示している。オレグ・コーチと一緒に所属契約がまとまれば、すべては丸く収まる。張西専務理事は「それなら、悩みが解消される。そういうところがあれば、ぜひお願いしたい」と期待していた。
[2008年8月31日9時31分 紙面から]
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