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体操ニッポンの坂本「あん馬で金に貢献」

 道産子が体操ニッポンの秘密兵器になる。14日、体操の北京五輪代表が日本オリンピック委員会(JOC)から承認を受けた。その1人に、札幌出身の坂本功貴(21=順大、札幌上野幌中出)が名を連ねた。6日のNHK杯で総合3位に入り、道産子として初めて体操五輪代表の座を勝ち取った。あん馬とつり輪を得意とする坂本の加入で、2大会連続の団体金を狙う日本の弱点が補われた格好となっている。初の大舞台で好結果を残すべく、気持ちを高ぶらせている。

 道産子初の快挙を達成した坂本は、代表正式決定となったこの日も、普段通り順大の体育館で3~4時間汗を流した。初の五輪へ向け「今までで一番うれしいことだが、役割は分かっている。得意のあん馬で金メダルに貢献したい」と意を強くした。

 4位で迎えたNHK杯の最終日、逆転で代表切符を勝ち取った。団体連覇を狙う日本にとって、それはプラスの結果といえる。日本はアテネ五輪以降、あん馬とつり輪で差をつけられ、世界選手権3連覇中の中国に1度も勝っていない。坂本はNHK杯でアテネ五輪代表の鹿島に次ぐ安定感をみせたよう、あん馬を最も得意とする。日本協会の具志堅幸司強化本部長が「坂本が入ってあん馬、つり輪の補強ができた」と話すよう、秘密兵器となる可能性は大だ。

 小3から中学までの7年間、札幌のアルファ体操クラブで技を磨いた。素質は当時から高く、同クラブの山川剛代表は「天才肌ですぐ技を覚える」と振り返る。その半面、嫌いな競技には身が入らないのが欠点だった。さらなる飛躍へ、環境を変えることを決めたのは中3のとき。「五輪に行くためにもっと強くなりたい」と高校総体団体を9度制している埼玉栄高に進んだ。そこで天性の“サボり癖”が功を奏すことになる。

 練習では3時間フリー時間があるが、ケガをしないで適度に休めるという理由から、いつもあん馬を選択した。動機は不純も、そのおかげであん馬の技術は向上。いつしか最大の武器になっていた。04年には全日本ジュニア個人総合優勝、高校総体で団体連覇の好成績につながった。

 順大に進学し、五輪をはっきり意識するようになった。日本トップの冨田や鹿島と出会い、話し、さらなるレベルアップが必然と感じた。「世界一の人がいるこんな環境はない。試合への気持ちの持っていき方など、練習から参考になった。五輪が明確になった」。練習嫌いも返上し、高みを目指してきた。

 道産子体操選手として初めて五輪舞台を踏む。基礎を築いた北海道に、恩返ししたい思いは強い。「自分の演技を見て体操を知ってほしい。道内の体操を盛り上げたい」。目標の団体連覇へ貢献し、その言葉を実現させる構えだ。【松末守司】

[2008年5月15日10時22分 紙面から]

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メダル手にする体操男子
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悔しそうな表情の冨田
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着地に失敗する冨田
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バランスを崩す鶴見
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