柔道史上初枠なし危機救う泉の「鈍感力」

- 泉は「鈍感力」で五輪出場枠獲得を目指す
アテネ五輪柔道男子90キロ級銀メダリストの泉浩(25=旭化成)が「鈍感力」で日本柔道の危機を救う。男女日本代表が23日、北京五輪出場枠がかかるアジア選手権(26日開幕、韓国・済州島)に向け出発。日本柔道史上初の五輪出場枠獲得失敗のリスクを背負う泉は「意識せずに自分の柔道をしたい」と言い切った。
同選手権優勝で出場枠獲得となるが「勝負は水物」。何が起こるか分からない。アジア連盟が定める出場枠争いを左右する得点が、同選手権は過去2大会の倍付けということもあり、成績が伸びなければ下位の国に一気に逆転を許す恐れもある。さらに泉はシード権を持っておらず、初戦から強豪と対戦する可能性もある。それでも「得点は考えない。とりあえず結果を出すことしか考えていない」と開き直る。
男子代表の斉藤監督は「対策は個別合宿でやった。あとは細かいことを考えても仕方ない」とキッパリ。昨年5月のアジア選手権で増渕(旭化成)が9位に終わり、同9月の世界選手権で泉がまさかの惨敗を喫した「07年の誤算」で生じたピンチを、07年の流行語「鈍感力」で乗り切る。【菅家大輔】
[2008年4月24日8時41分 紙面から]
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