平岡Vで五輪正式代表/柔道

- 男子60キロ級で金メダルを獲得した平岡拓晃(共同)
<柔道:アジア選手権>◇最終日◇27日◇韓国・済州島◇男子60キロ級
【済州島=菅家大輔】男子60キロ級の平岡拓晃(23=了徳寺学園職)が優勝し、北京五輪出場枠を獲得した。決勝はアテネ五輪5位のハジアホンドザデ(イラン)に内また返しで1本勝ち。五輪4連覇を狙った野村忠宏(33)を退けた男が晴れて代表候補から正式な代表となり、悲願の五輪金メダルを目指す。
「野村を止めた男」が悲願の五輪制覇へ、ようやくスタートラインに立った。平岡が今大会優勝で五輪出場枠を獲得。代表候補から正式に代表となり「枠を考えて眠れない日もあった。命をかけて(五輪で)金メダルを取ります」と晴れやかに宣言した。
「枠を取れなかったら『やはり野村を出してれば』と言われるのでは」。想像以上の重圧が体を支配した。決勝では変則的な動きのアテネ五輪5位の強豪に4分43秒、鮮やかな内また返しで1本勝ちを収めたが、組み手争いで優位に立てず、内容には不満を表した。
父宣好さん、母雅子さんら家族も観戦した。柔道を始めるきっかけを作った父、減量食を管理してくれる母の前で五輪出場決定。だが、これはゴールではない。「組み手を改良しないといけない。相手の1歩先をいけるようにしたい」。本番まで4カ月弱。悲願の金メダルを取るまで進化を続ける。
[2008年4月28日8時51分 紙面から]
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