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柔道女子代表「やり返す」強い気持ちで

 北京五輪柔道女子日本代表が「マリーシア(ずる賢さ)」でメダルラッシュを狙う。8日、大阪市の柔整会館で合宿を公開。日蔭暢年監督(51)は外国勢の反則ギリギリの攻撃に対し「やられたらやり返すくらいでいけ、と選手に伝えた」と話した。

 同監督が特に指摘したのは日本の勝負の鍵を握る組み手争い。本来は相手の指をがっちりとつかむことは反則だが、外国勢は反則ギリギリのラインで指をつかみ組み手争いを優勢に進める。審判に気付かれないように立ち技の際に関節を決める反則も多いという。

 日蔭監督「日本人はすぐに審判に反則をアピールするけど、その時点で弱気の虫が出ている証拠。やり返すくらいの強気でないと勝てない。試合中にアピールすると、動きも遅くなる」。

 当然、反則を勧めているわけではない。「1本で勝つ」ことが日本の柔道の神髄であることは承知している。だが一方で「柔道は勝って初めて評価される」という重圧にもある。世界で勝つためにはサッカーのブラジル代表が持ち味とするマリーシアも必要となる。アテネ五輪は金5個、銀1個。日本らしさに「目には目を…」という勝利へのずる賢さをプラスして、本番での快進撃につなげる。【菅家大輔】

[2008年5月9日10時10分 紙面から]

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