中沢悔しい初戦負け/柔道

- 初戦敗退に顔をしかめる中沢さえ(撮影・蔦林史峰)
<北京五輪:柔道>◇14日◇女子78キロ級
中沢さえ(25=綜合警備保障)も初戦の2回戦でモリコ(イタリア)に優勢負けして姿を消した。
5分間が瞬く間にすぎていった。満足に組むことも、キレのある技をかけることもなく、中沢の初めての五輪が終わった。相性の良いモリコに、優勢負け。「あっという間でした。自分の中で出し切れなかったのが悔しい」。目を真っ赤にしてうなだれた。
3月中旬に右ひざを故障。関節炎との発表だったが、実は靱帯(じんたい)を損傷していた。4月の全日本選抜体重別に強行出場した結果、回復が遅れ、満足に練習でき始めたのは7月直前。「練習が足りなかった。意識しなくてもでる技が、意識しないと出せなかった」。ブランクが最高の舞台で大きく響いた。
女子代表の日蔭監督も「途中でスタミナ切れした。完全な練習不足」と振り返った。07年世界女王のラボルデ(キューバ)が米国に亡命したため欠場、大本命として臨んだ北京五輪。「みんなが応援してくれたけど、それを力に変えることができなかった」。悔しさだけが残った。
[2008年8月15日9時1分 紙面から]
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