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豪でソープら参加し聖火リレー、数人逮捕

 北京五輪の聖火リレーが24日朝、オーストラリアの首都キャンベラで厳戒態勢の中、行われた。中国のチベット政策に抗議して聖火ランナーの前に立ちはだかろうとした男性のほか数人が小競り合いで警察に逮捕された。

 妨害行動などの回避のためコースはこれまでに10回変更され、当初予定より4キロ短い16キロでの実施。コース沿いに張り巡らされた高さ1メートルのフェンスの内側を、青と白のジャージー姿の中国の「聖火防衛隊」2人やオーストラリア人警官らに伴走されランナーが走った。

 防衛隊がランナーに接近すると、警官がひじを引っ張って制止する場面が何度も見られた。防衛隊に警備権限はないと主張するオーストラリア側と、防衛隊が「体を張って守る」との見解の中国側の溝は埋まらなかった。

 リレーは官庁街の広場から、先住民アボリジニによる歓迎儀式の後、出発した。2番目のランナーはカヌーで湖を渡った。最終走者の元水泳選手イアン・ソープ氏ら五輪金メダリストら計80人も参加したが、走者に選ばれていた女性1人が中国のチベット政策に抗議して辞退した。

 コースそばの国会議事堂前では亡命チベット人ら約300人が集会を開き、これに対峙(たいじ)するように中国人の若者らが赤い中国旗を手に続々と集まった。

 オーストラリア当局は妨害を想定した警備増強に伴い、費用が当初見積もりの2倍の200万豪ドル(約2億円)に上る可能性があるとしている。

 聖火リレーはこの後、長野で26日に行われる。

[2008年4月24日10時31分]

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