平壌で初の聖火リレー整然と終了

- 平壌で行われた北京五輪の聖火リレー(共同)
北京五輪の聖火リレーが28日、北朝鮮の平壌で行われた。中国のチベット暴動鎮圧を発端に世界各地で混乱が続く中、緊密な中朝関係を反映し友好ムード一色で、例外的に混乱なく整然と終了した。北朝鮮での五輪聖火リレーは初めて。
同日午前、平壌市内の主体思想塔広場で出発式が行われ、北朝鮮NO・2の金永南最高人民会議常任委員長が出席、第1走者でサッカーの元北朝鮮代表、朴斗翼氏(71)に聖火を手渡し、リレー開始。金日成競技場前にゴールした最終走者の1999年陸上世界選手権マラソン女子金メダリスト、チョン・ソンオクさんまで80人が約20キロのコースで聖火をつないだ。
出発式では朝鮮オリンピック委員会の朴学先委員長(体育指導委員会委員長)が「一部不純勢力が中国の五輪開催に反対し聖火リレーを妨害しているが、五輪運動の理念に反するとの原則的立場を表明する」と中国への全面的支持をあらためて表明した。
中国の劉暁明駐北朝鮮大使も聖火ランナーとして朝鮮戦争での中国義勇軍参戦を記念する「友誼塔」に立ち寄るなど緊密な中朝関係を強調。沿道では動員された平壌市民や中国人留学生ら数十万人が統制の取れた応援で華やかな友好ムードを醸し出した。
妨害や抗議行動が想定されないことから、長野市やソウルで目立った警備関係者の姿はなく、青と白のジャージー姿の中国人スタッフ6人だけが伴走した。
聖火は28日未明にチャーター機で韓国から平壌国際空港に到着。同日夜、同空港から中国国際航空のチャーター機でベトナムのホーチミンに向かう。
[2008年4月28日22時42分]
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