イラク参加も5選手エントリー間に合わず
土壇場の交渉で北京五輪へのイラクの参加が復活したが、出場基準を満たし、練習を積んできたボート2、柔道、アーチェリー、重量挙げ各1の計5選手は夢の舞台に立てなかった。資格停止の解除が、今月23日のエントリー期限に間に合わなかったためだ。政治の駆け引きに翻弄(ほんろう)され、犠牲になったのはまたも選手たちだった。
近年、発展途上国などで五輪関係の役職を政府要人が強引に奪い取る事例が増えている。国際的な名誉とともに国内での利権が絡む場合も多いという。イラク政府による同国オリンピック委員会(NOCI)への介入に対し、国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢は強硬だった。
戦後イラクのスポーツ復興にIOCは潤沢な五輪マネーを投下してきた。NOCIの再建から選手強化まで援助し、前回アテネ五輪には27選手が出場した。そんな背景があるだけにイラク政府が5月にNOCIを解散させ、青年スポーツ相が率いる新しい組織に衣替えしたことが許容できなかったのだろう。
北京五輪に出場する陸上の男女各1選手は、競技レベルに関係なく招待され、象徴的な意味合いが強い。「IOC承認の全205カ国・地域が参加」のうたい文句もよみがえるが、その響きはむなしくなった。
[2008年7月30日10時51分]
関連ニュース
キーワード:
- イラク
※日記を書く方法はこちらで紹介しています。
このニュースには全0件の日記があります。
最新ニュース
- 五輪でダフ屋560人摘発 [27日12:36]
- 宴の後から見えた透視図 [8月25日]
- 劉翔の棄権で見えた日本と中国の文化の差異 [8月23日]
- 大和なでしこはもともと強い [8月18日]
- 柔道の金メダルに感じた昭和の薫(かお)り [8月14日]
- 青空の見えない開会式 [8月10日]

- 談笑する北島と福原愛
- [2008年8月26日]

- 団長の福田氏
- [2008年8月26日]

- 花火で始まった閉会式
- [2008年8月24日]

- 箭門
- [2008年8月23日]

- 栄宝斎
- [2008年8月23日]

- 異例の武術大会始まる
- [2008年8月21日]



ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは