選手委員選挙に室伏立候補も厳しい戦い
北京五輪の開幕を前に、国際オリンピック委員会(IOC)選手委員選挙の投票が5日、選手村で始まった。日本からはアテネ五輪陸上男子ハンマー投げを制した室伏広治(ミズノ)が立候補したが、31人中当選は4人で強敵も多く、厳しい選挙戦となるのは必至だ。
再選を目指す競泳の元選手アレクサンドル・ポポフ氏(ロシア)ら豪華なメンバーが対立候補だ。今回から同一競技の当選者は1人に限定され、室伏にとっては男子110メートル障害で2連覇を狙う地元の英雄、劉翔(中国)が最大のライバルとなる。
選挙運動担当の日本オリンピック委員会(JOC)の荒木田裕子理事は「まず中国(劉翔)に勝たなければ」と強調した。中国の選手数は639人と日本のほぼ倍で、全員が投票しただけでは勝てない。JOCの小谷実可子アスリート委員長は「他国の選手を1人か2人連れて投票して」と支持拡大を呼び掛ける。
室伏自身には競技の連覇が優先だ。決勝は17日と大会中盤で、それ以降に選手村で活動しても投票を済ませたり、競技を終えて帰国してしまう選手が多い。選手委員選挙で負けの続くJOCが、活動の中心となる。当選すればIOC委員にも就任するだけに期待も大きい。「子どもたちにスポーツを通じて多くのことを学んでほしい」という室伏の主張がどこまで支持を得られるか。(共同)
[2008年8月5日20時9分]
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