IOC会長、報道規制解除不十分の認識
国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は24日の記者会見で、北京五輪が中国に及ぼした影響について、中国人の環境への意識の高まりや大衆のスポーツ参加熱が生まれた効果を強調した。
深刻な大気汚染が懸念されたが、屋外耐久競技の順延はなかった。同会長は「中国側が講じた対策はその場しのぎでなく、気候と環境に好影響をもたらす構造的なものだ」という専門家の評価を紹介。空港の新ターミナルや環状道路、地下鉄の整備、スポーツ施設の充実とともに「重要な遺産」と述べた。
大会前の約束だった外国メディアへの報道規制解除は「完ぺきではなかった」と認めた。五輪関連の立ち退きに抗議した住民への処分は「国内法が適用されたと聞いており、それを尊重しなければならない」と述べ、IOCとしての限界を示した。
また北京市内に設けられたデモ専用区でのデモ申請77件が1件も認められなかったことについて「われわれも異例だと思った」と中国側の姿勢に疑問を呈した。
印象的な場面として「ロシアとグルジアの選手が軍事衝突の2日後に表彰台で交わした抱擁は、スポーツマンシップを際立たせた」とたたえた。
[2008年8月24日21時15分]
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