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長野聖火リレー門前スタートで本番臨む

 北京五輪の聖火リレーが26日に実施される長野市で18日、出発点の善光寺が正式に辞退を申し入れた。これを受けて長野市実行委員会はコースの変更を決定。スタート候補は城山公園など4カ所だが、すべて善光寺周辺。すでに決まっている18・5キロのコースについて、大幅な短縮は不可能な状況だ。短縮した場合、約80人のランナーの割り振りができず、警備上の問題もあり、善光寺の近くの“門前スタート”で本番に臨む。

 善光寺が聖火リレーの出発地を辞退したことを受け入れた市実行委では、緊急会議を開いて、18日夕までにスタート候補を城山公園など4カ所に絞った。いずれも善光寺周辺で、結果的には善光寺の門前スタートに落ち着きそうだ。

 市実行委と県警は、中国のチベット暴動での弾圧をめぐって、世界各国の聖火リレーで抗議活動などの騒動が起こっていることを考慮して、17日からコースの短縮について検討してきた。しかし、大幅な短縮については代替案を出すことはできなかった。

 予定されている聖火リレーは、渋滞が起こる可能性の高い国道19号、同18号を各2回横断して、かつエムウエーブ、ビッグハットなど10年前の長野五輪の記憶をたどるコースを設定をしてきた。分単位の交通規制計画も立てており「今さら新しいコースをつくるのは時間的に無理」(市幹部)との事情があった。

 さらに競泳北島康介(25)女子レスリング吉田沙保里(25)野球日本代表監督の星野仙一氏(61)国民的タレント萩本欽一(66)ら豪華著名人を含むランナー約80人のコース編成も組み替えるのが困難な状態だ。すでに著名人のランナーの所属するスポンサー企業なども現地視察をすませており、新たなコースの設定は不可能だ。

 当初の予定では、善光寺の本堂と三門の間のスペースに特設会場をつくり、26日午前8時から点火式などの行事を行うはずだった。スタートから善光寺敷地内は3人のランナーが引き継ぎ、星野氏らの出走が予想されていた。

 鷲沢正一市長は「できるだけ早くスタート地点を決めたい。候補は4カ所ほどある」として週明けの21日までに出発地を選定する予定だ。

 伴走車に乗り込み現地で指揮を振るう県警の石井隆之本部長は「出発点がどこになるかで(配置する警察官の)人数も変わると思うが、リレーが平穏に終わるようにしたい」と答え、総力を挙げて警備に当たる考えを強調した。

[2008年4月19日8時7分 紙面から]

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