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錦織V世界一のスピード出世/テニス

<男子テニス:バミューダ・オープン>◇27日(日本時間28日)◇英領バミューダ

 「テニスの王子様」がまた快挙を達成した。18歳3カ月の錦織圭(18=IMG)が、現役最年少の世界トップ100ランカーになった。決勝で世界116位のビクトル・トロイツキ(22=セルビア)に、2-6、7-5、7-6で逆転勝ち。2月のツアー初優勝に続き、ツアー下部大会も制した。28日発表の世界ランキングは120位から99位まで上昇し、100位以内最年少選手になった。日本男子では96年8月25日まで91位だった松岡修造以来12年ぶり5人目で、最年少記録を更新。北京五輪出場も現実味を帯びてきた。

 昨年10月のプロ転向からわずか半年で、錦織が「トップ100」の壁を突破した。日本人が過去4人しか越えることのできなかった大きな関門を、あっという間にクリアしてみせた。プロ転向前の06年3月20日に1504位で世界ランクに初登場。それからたった2年で1400位以上もランクを駆け上がった。

 今大会はツアー下部大会とはいえ、第1シードは世界58位。出場選手の層の厚さはツアーの中堅規模の大会にも劣らなかった。2月にツアー初優勝している錦織さえもノーシードからの登場だった。初戦からフルセットにもつれ込むなどタフな戦いになったが、見事に5試合を勝ち抜いた。

 決勝ではトロイツキの強力なストロークに手を焼いた。2本のマッチポイントも奪われた。冷静な錦織が珍しくコートでガッツポーズを連発し、自らを奮い立たせた。「ウィンブルドン前にはトップ100に入りたい」という思いが原動力になった。2月のツアー初優勝では「信じられない」を連発したが、今回は「いいプレーができてうれしい。大会スポンサーに感謝しています」と冷静だった。

 28日発表の世界ランクで120位から99位に急上昇した。何よりも世界を驚かせたのは18歳3カ月という若さだった。同73位のドナルド・ヤング(米国)の18歳9カ月を6カ月も上回る最年少トップ100ランカーの誕生だった。もちろん松岡の持つ20歳11カ月の日本人最年少突破記録も大幅に更新してみせた。

 トップ100は一流選手の証しでもある。現在も10代の選手は50位以下に5人しかいない。4大大会本戦に出場できるのは128人。推薦枠や予選枠もあるので、本戦出場が決まるのは104人ほど。100位以内であれば、確実に4大大会の本戦に出場できる。世界トップを目指すプロ選手が、最初に迎える大きな登竜門だった。

 この躍進で北京五輪出場も現実味を帯びてきた。本戦出場可能なラインは70位前後。欠場する選手もいるので、そのラインは下がることが予想される。あと約30位。錦織も「代表はうれしい。出られれば喜んで出たい」と話しており、期限の6月9日までに五輪出場を決める決意だ。

 29日にも凱旋(がいせん)帰国する。昨年10月のAIGオープン以来、約半年ぶりの帰国で、30日にソニーとの所属契約会見に出席する。父清志さんには「日本で早く散髪がしたい」と話していたという。

 5月2日には再び米国に戻る。その後はツアー下部の2大会に出場予定。連続優勝すれば五輪出場はもちろん松岡以来のトップ50入りも見えてくる。錦織がトッププレーヤーへの大きな1歩を踏み出した。

[2008年4月29日10時20分 紙面から]

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