室伏は引きこもり、海外遠征キャンセル
アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治(33=ミズノ)が、北京五輪前の海外遠征をキャンセルしたことが4日、分かった。4年前は五輪直前に欧米で2大会に出場し、今年も遠征を視野に入れていたが、関係者が「国内で調整に専念することになった。記録会に出ることは考えている」と明かした。
戦略的な“引きこもり”という。今季初戦の6月27日の日本選手権で今季世界3位の80メートル98をマークして圧勝。緩やかに加速する新投法に手応えを得た。大会後に「まだ伸びしろは十分。もっと追求したい」と話しており、フォームを熟成させるために国内残留を決断した。ライバルに対し、手の内を隠す狙いもある。
今季は3月末に持病の腰痛を悪化させて調整が遅れた。再発したらメダル獲得は絶望的。長時間移動は避けたかった。国内ならば故障のリスクを最小限に抑えられる。実戦不足にも以前から「試合だと思って練習をやれば十分」と意に介していない。連覇へ盤石のプランで歩を進めていく。
[2008年7月5日9時28分 紙面から]
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