体張れない…プレー萎縮させる判定
2008年8月07日
<北京五輪・サッカー:日本2-2ニュージーランド>◇6日◇女子1次リーグG組
この試合の審判の判断が今大会の基準なら、日本は大きなハンディを背負うことになる。後半11分にニュージーランド、同27分に日本に与えられたPKの場面。DF岩清水は体を寄せ少し接触しただけで笛が吹かれた。逆に日本がPKをもらった場面は、背中を押されて倒れたMF阪口が、判定に驚きの表情を見せていた。いずれも今までなら、PKにならなかったプレーだ。
体格差のある2戦目の米国、3戦目のノルウェー戦は、フィジカルコンタクトがさらに厳しくなる。大きい相手とのセットプレー時に、日本は高さで勝負できないため、体を寄せて体をぶつけないといけない。この基準なら、ファウルを恐れてプレーが萎縮(いしゅく)する可能性がある。この日の笛はミッチェル主審の個人的な基準であってほしい。
光明も見えた。日本は前半、相手のプレスに苦しみ、ロングボール主体の攻撃しかできなかった。しかし後半に中盤が運動量を増やし、活発に動いたことでパスコースが増えた。自然とダイレクトプレーも増え、相手にプレスをかけづらくしたことで、ペースをつかんだ。試合中に自分たちで気づいて修正できたことは、今後につながる好材料だ。(日刊スポーツ評論家)




