挑戦する勇気欠けていた
2008年8月11日
<北京五輪・サッカー:ナイジェリア2-1日本>◇10日◇男子1次リーグB組
日本は、ここぞの時に勇気がなかった。前線の選手にマークが付かれると、そこにボールを出さない。下げるか、横パスで、FWがフリーになるチャンスをうかがっていた。あえてパスを出し、ファウルをもらうとか、壁パスを狙うチャレンジ精神が欠けていた。
サイドからはチャンスをつくっていたが、中央からの仕掛けはほとんどなかった。ラモス、カズ、武田、北沢らがいた一時のヴェルディ(東京V)が証明したように、日本は華麗なパス回しで中央突破できるはず。しかも技術は当時より、向上している。でも、相手のフィジカルコンタクトを恐れたのか、中央突破するシーンはなかった。
泥臭さも欠けていた。サイドをきれいに抜いても、結局、ゴールするための、経過にすぎない。もっとペナルティーエリアの中でうごめくようなドリブルでファウルをもらったり、相手のユニホームを引っ張ってでもシュートを打つとか、もっとゴールへの意識を高めないといけない。
今日も1トップで、トップ下にはボランチが本職の谷口が入った。それを今のFW、サッカーをやっているすべてのFWがどう思うかだ。06年W杯オーストラリア戦でも後半34分にFW柳沢に代えてMF小野を投入し、MF中田英をFWの位置に上げていた。ゴールに最も近い位置にいるのはFWなんだから、もっとFWが成長しないと、世界との差は縮められない。(日刊スポーツ評論家)




