素晴らしい6戦をありがとう
2008年8月22日
<北京五輪・サッカー:ドイツ2-0日本>◇21日◇女子3位決定戦
なでしこの五輪は、初戦ニュージーランド戦での2点差を追いつく粘りから始まった。メダルの1歩手前で力尽きたが、心の底からありがとうの言葉を贈りたい。MF沢、DF池田を中心に、世界のトップチームと渡り合った6試合は素晴らしかった。
この日もCKでニアーサイドを意識させファーサイド勝負したり、FKでワンクッション入れドイツ守備陣を混乱させたりと、工夫のあとも見られた。試合開始3分で2本もシュートを放ち、得点への意欲もあった。
なでしこは育成年代から常に一緒にプレーをさせることで、チームの完成度を高めてきた。その中で沢、池田のリーダーが育ち、チームの一体感は北京でさらに強まった。
収穫と反省点は明確になった。男子も同じだが、自軍ゴール前での空中戦に対する恐怖心が強すぎる。明らかに手遅れなのに、クロスをあげさせまいとして足元に2人で飛び込んだり、空中で体をぶつけることに気持ちが行きすぎ、こぼれ球へのケアがおろそかになった。この大会何度も目にしたシーンをよく分析し、乗り越えてもらいたい。今後さらに飛躍するきっかけとなる、有意義な6試合だった。(日刊スポーツ評論家)




