本田“植田魂”継承で「メダル取りたい」

- カメルーン戦前日練習でボールキープするMF本田圭(撮影・蔦林史峰)
MF本田圭佑(21=VVV)が、植田ジャパンの魂を胸に不屈のライオンに挑む。U-23(23歳以下)日本代表は12日の親善試合同カメルーン戦(国立)に向け11日、都内で最終調整。中盤の軸として期待される本田圭は、世界の強豪を撃破して16年ぶりの五輪出場権を獲得した男子バレーボール日本代表の戦いぶりに発奮。「精神的な部分を学んだ。五輪ではメダルを取りたい」と男子バレーの植田監督に続き、メダル宣言まで飛び出した。
本田圭が自信に満ちた表情で前日練習に臨んだ。7月上旬に予定される五輪メンバー発表前の最後の実戦に「勝たないといけないというプレッシャーを、チームにも自分にもかけていきたい」とノルマを課した。00年シドニー五輪金メダルを獲得し、北京五輪にも出場する強豪カメルーンを踏み台にする決意だ。
五輪出場権を獲得したバレーボール男子日本代表の最終予選(8日閉幕)の戦いに刺激を受けた。世界ランク上位の強豪国にも真っ向勝負を挑み、勝利をつかんだ。「アルゼンチンみたいな強豪に勝つなんて。そういうあきらめない気持ちを持つことが大切。相手がどんなに強くても同じ人間と試合をするわけだから」。
今季からオランダリーグでプレーしたことで、かえって愛国心が強くなった。「外に出ることで日本の文化の素晴らしさを知った」としみじみ言う。そして国の威信をかけて戦う植田ジャパンのようにフィジカルで負けても、気迫で上回れば、強敵が相手でも勝機が広がることも実感した。
五輪1次リーグの同組はオランダ、ナイジェリア、米国。「死の組」といわれるが、今の本田圭にとって1次リーグは当然のノルマ。「(海外で)レベルアップできた。すべてをカメルーン相手に試したい。五輪は人生の通過点。ただ通過するだけではダメ。メダルをとりたい」。植田魂が宿った天才レフティー。どんな相手にも勝利をあきらめずに泥臭く戦う。【奈島宏樹】
[2008年6月12日7時51分 紙面から]
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