反町監督視察も五輪組不発/ナビスコ杯

- 鹿島-清水戦を視察するU-23日本代表反町監督(左)と小倉コーチ
<ナビスコ杯:鹿島0-0清水>◇準々決勝第1戦◇2日◇カシマ
2日、反町監督の口からは勢いのある言葉は出てこなかった。6月30日に五輪代表の最終候補を意味する合宿メンバーを発表後、初めて公の場に出てナビスコ杯鹿島-清水戦を視察。試合後、遠藤について「うちの攻撃はよくボールも動いて活動量も多いが、一辺倒になる。夏場は通じない。中盤で変化を与えることに期待したい」と話したが、体調について聞かれると「どうかな…」と言葉に詰まった。その時点で入院は公表されておらず、歯切れは悪かった。
視察した試合でも、五輪代表選手が得点に絡むようなアピールはなかった。鹿島DF内田は運動量とスピードで好調を示す一方で、前半34分に鋭い左足ミドルシュートを相手GKにコースを読まれ、阻まれた。後半36分から途中出場した鹿島FW興梠も見せ場がないままシュート0本。内田は「(ミドルは)小学生みたいなスピード」と納得しなければ、興梠も「引いた相手でも点を取ってアピールしたかった」と悔しさをにじませた。他会場からも五輪候補選手の大活躍の報は届かなかった。
FW大久保のOA招集は、神戸の猛反対を受けて断念した。それについても、この日初めて口を開いた。「それは済んだ話。いろいろ言うつもりはない。持ちうる最強のメンバーで戦っていくことになる。右ひざ痛が断念の理由? そういうことにエネルギーを費やすよりも、次のことに使っていきたい」と思いを断ち切るように話した。
五輪本番まで残り約1カ月。臨戦態勢となるどころか、悪いニュースが続いている。これ以上、手駒は増えない。7日からの合宿を前に、誤算と不安材料が次々と重なった。反町監督は「特効薬はない。細かいことをしっかりやる」と言うのが精いっぱいだった。
[2008年7月3日8時46分 紙面から]
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