ロナウジーニョの五輪出場、バルサ認めず

- サンパウロでチャリティー大会に姿を見せたロナウジーニョ(AP)
北京五輪ブラジル代表MFロナウジーニョ(28)の大会出場に、黄色信号がともった。所属するバルセロナが8日に突然、出場を認めない姿勢を打ち出した。クラブ公式サイト上で、「五輪はFIFAの公式行事ではない。それを考えると、クラブには放出を許可する義務はない」と、協会側と徹底抗戦の構えだ。
ロナウジーニョは、ブラジル協会のテイシェイラ会長から出場を強く求められて承諾。これを受けて協会も、7日にメンバーを発表した。シーズン中に痛めた右太ももはほぼ完治し、8日に代表のパイション・トレーナーと練習を再開したばかりだった。
不可解な招集拒否だ。クラブにとって、ロナウジーニョは来季の構想から外れており、ACミランなどと移籍交渉中。選手の価値を下げる疲労やケガを避けるため、出場辞退を求めるならまだしも、クラブは「彼は14日からのチーム練習に合流しなければならない」と、あたかも戦力であるかのように通達。選手への「嫌がらせ」と取られても仕方ないところだ。
オーバーエージ(OA)枠で選ばれた選手には、代表側に招集の強制力がなく、ルール上はバルサが有利といえる。ロナウジーニョはこの発表後に記者会見を開き、「北京五輪に参加できないなんて考えられない。五輪で活躍して、金メダルを持ち帰る」と、めげずに出場を宣言。立ちはだかった理不尽な障害に、不快感を示した。
[2008年7月10日9時14分 紙面から]
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