長友右足首痛治った!五輪へ猛アピール

- 練習試合後に意気揚々と帰宅し、特別警戒中の張り紙前に立つ東京DF長友
北京へ届け! 右足首痛で戦列を離れていた北京五輪代表候補の東京DF長友佑都(21)が10日、東京・小平市内のグラウンドで行われた栃木国体選抜との練習試合で実戦復帰した。20分間のテスト出場ながら、ほぼフルパワーで攻守に貢献。故障離脱から38日目のスピード復帰で、14日発表の同代表最終メンバー入りをかけて、13日鹿島戦(カシマ)でいきなり先発出場する可能性も出てきた。
はやる気持ちを抑えながら、ピッチに立った。練習試合とはいえ、長友にとっては6月2日に行われた日本代表のW杯アジア3次予選オマーン戦で負傷して以来の実戦。カボレや今野ら主力組とともに左サイドバックの位置で先発し、大声で味方のパスを要求した。相手DFのマークを振り切って、何度もタッチライン際を全力疾走で往復。「痛みは、もうほとんどない。やれます」と復活への手応えを笑顔で明かした。
治療とリハビリの日々を過ごし、9日に東京のチーム練習に合流したばかり。それでも、回復が順調とあって、城福監督から20分間限定での出場にゴーサインが出た。再発防止のため、インステップでの強いキックこそ控えたが、練習試合後は医療スタッフの診察でも問題はなし。長友は「まずは目の前の試合を大事にしたい。と言っても、やっぱり五輪に行きたい」と思いを募らせた。
A代表への招集が相次ぎ、2月の米国遠征以来、五輪代表でプレーしていない。今月7~9日まで行われたメンバー選考合宿も故障のため不参加。1試合で15キロ近くを走るワールドクラスの脚力が高い評価を得ていても、内田(鹿島)や安田(G大阪)ら競争の激しいポジションで五輪代表入りの保障はない。14日の最終メンバー発表前にアピールの場がほしかった。
長友の早期復帰は、ナビスコ杯を含む、最近の公式戦で1分け2敗と精彩を欠く東京にとって何よりの朗報。城福監督は「今日、プレーできたことが大事。まだ試合に慣れていないところがあるけれど、状態を見ながら、ギリギリのところで判断したい」と13日鹿島戦で起用する可能性を示唆した。日本屈指の若手DFが、北京の夢舞台に向け、挑戦権を取り戻した。【山下健二郎】
[2008年7月11日9時14分 紙面から]
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